チョココロネという食べ方が分かれるパンの話。
チョココロネについて、めんどくさかったので、たくさん情報が載っているため、ネットでいろいろ調べたのでご報告していきたいと思います。
「チョココロネ」の基礎知識
チョココロネの歴史
皆さんご存知のように、チョココロネは日本発祥で、明治時代には存在していたと言われていますが、その起源は明確には記載されていません。
「JBPRESS 食の研究所」によると、昭和の初めころにはしっかりチョココロネの存在が認められています。
1939(昭和14)年刊行の『製パン教程』(糧友会編、糧友会)だった。同書の口絵には、あんパン、バターロール、クリームパン、ジャムパンなどの写真と並んで、<チョコレートスネール>と呼ばれるパンが載っている。名前こそ違うが、紛れもなくチョココロネだ。
~中略~
1949(昭和24)年刊行の『最新各種製パンの秘訣』(締木信太郎著、太洋書院)でも、チョココロネを思わせる記述を見つけた。同書には、あんパン、クリームパン、ジャムパンなどの菓子パン、渦巻きパン(スネーク)は、デンプンを低温で焙焼したものを生地に混ぜると、よい焼き色に仕上がるとコツを書いたうえで、<但し>と付け加えて以下のように記している。
また、チョコレートが日本に渡ってきたのは、江戸時代のこと。当時、海外との貿易が盛んにおこなわれていた長崎に伝わってきたとされています。
1797年3月、長崎にある有名な遊女町、丸山町『寄合町諸事書上控帳』の記録に、遊女大和路が「出島の阿蘭陀人からもらった」という記述がありました。
江戸時代のこの時期から、昭和初期までの間にチョココロネは生まれているんですね。
チョココロネの名前
チョココロネは、その歴史とともに少しずつ名前が変化してきたとされています。
みんな大好き「ヤマザキ」のサイトに名前の由来が記載してありました。
名前の由来は、フランス語で「角(つの)」を意味する「cornet(コルネ)」、もしくは英語の「cornet(コルネット)」という金管楽器にちなんで、という2つの説が有力とされています。どちらにしても、このインパクトのある形から名付けられました。
先ほど紹介した「JBPRESS 食の研究所」によると、1939(昭和14)年刊行の『製パン教程』には「チョコレートスネール」と呼ばれるチョココロネ状のパンが載っているとの事。
さらに、1949(昭和24)年刊行の『最新各種製パンの秘訣』には「コルネツト」としてチョココロネの焼き方が紹介されているとあります。
確かに、多くの方は「チョココロネ」と呼びますが、一定数の方には「チョココルネ」とも呼ばれています。
「チョココルネ」と呼ばれるのはこのころの名残だったんですね。
ちなみに下の画像は、名前の由来とされる「コルネット」です。
トランペットによく似ています。
トランペットよりも歴史が古いそうですが、トランペットに人気が奪われたそうです。
軽快な操作性が好まれて瞬く間に普及し、コルネットとトランペットはオーケストラに多用されるようになりました。しかし次第にトランペットが生き残り、コルネットは吹奏楽などが活躍の場となったそうです。音域はトランペットと全く同じで、音色はトランペットよりもまろやかで柔らかい音が出ます。
【トランペット研究室】vol.7~これってトランペットなの?~ - 島村楽器 大宮店 シマブロ
調べれば調べるほど気になる楽器です。しかし、話題がそれてしまうのでここまでにしておきます。
チョココロネの形の由来
正直、分かりませんでした。
出来上がった形が「角」や「コルネット」に似ていたことから「コロネ」の名前が名付けられたことは間違いなさそうですが、いつ、誰が、何のためにこの形にしたのかは謎です。
知っている方いたら教えてください。
チョココロネの形として、たい焼きのように、「頭」と「尾」に部位分けされます。
一般的には、広がりが大きいほうを「頭」として、小さいほうを「尾」としていることが多いようです。
しかし、どちらが「頭」で、どちらが「尾」というのは明確には定まっておらず、人によって様々です。
「チョココロネ」チョココロネの食べ方
基本的な食べ方
「頭」(チョコが顔を出しているところ)から食べ、「尾」(パンだけのところ)を最後に食べたり、その逆のムーブが一般的です。
最近知ったのですが、チョコクリームの入ってない「尾」の部分をちぎり、「頭」のチョコクリームをつけて食べるというのも一般的らしいです。
確かにこの食べ方だと、思う存分チョコクリームを楽しむことが出来ます。
目からウロコでした。
意外な食べ方
チョココロネの食べ方は十人十色。様々な食べ方をしている人たちがいます。
ご存知「チョココロネアカデミー」さんの事例研究から一例を挙げます。
- チョココロネを縦に切断し、片方を反転させ、どちらにもチョコクリームが付着している状態にする
- 先に中身のクリームをほじくって食べ、それからまわりのパンを食べる
- 「頭」と「尾」を交互に食べる
- パンをほどいて、パンを一本の紐状にして食べる
チョココロネの楽しみ方は無限大ですね。
参考URL
今回、このブログ記事を書く際に参考にさせていただいたサイトです。
多くの方がチョココロネに魅了され、研究されていることがわかりました。
まとめ
皆さんが普段食べているチョココロネは、日本発祥で、歴史も古いことがわかりました。
また、その長い歴史から、様々な食べ方が生まれて、消えていきます。
今日もチョココロネを食べて、張り切っていきましょう。
では。
『おときた接骨院』
好きです!チョココロネ。