ストレッチの話。(理論編2)

前回、筋収縮についてとストレッチの役割について書かせてもらいました。

 
今回は筋肉を伸ばす方法についてです。
この事を理解していればある程度セルフストレッチができるはずです。
 
身体の動きはざっくり分けて以下のものがあります。
・屈曲-伸展 ex)肘を曲げる・伸ばす
・内転-外転 ex)足を閉じる・広げる
・側方回旋-内旋-外旋 ex)顔を左右に向ける・内股姿勢・がり股姿勢
・回内-回外 ex)掌を下に向ける・上に向ける
 これらを複合的に組み合わせ我々の身体は自在に動くことができます。
当然、肘を曲げる筋肉、伸ばす筋肉など身体を動かす為に様々な筋肉が存在しています。
 
では、指を曲げる(物を握る)動作をたくさんして疲労しました。ストレッチをして筋の疲労を取ってください。あなたならどうします?
 
答えは簡単です。指を伸ばせばいいんです。
 
筋肉は使用してる時に収縮して、拮抗筋(この場合指を伸ばす筋肉)が働いてる時は弛緩します。
つまり、行っている動作とは逆の動作を行えばストレッチになります。
ただし、ストレッチは他動的に行うのが原則です。
右手を伸ばしたければ、空いている左手で右手を把持し、指が開く方へ動かします。
 
実際やってみましょう。
 
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握り続けたその拳を。
 
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開かせてあげる。
 
簡単でしょ?
 
ポイントをまとめます。
ストレッチしたい筋肉がどのように身体を動かすか考える。それと逆の方向へ他動的に動かす。
 
ストレッチの原理はいたってシンプルです。
筋肉の作用を知っていれば誰にでも出来るようになります。
 
では。