ストレッチの話。(理論編3)
以前、筋収縮のメカニズムやストレッチの必要性などについて簡単に書きました。
今回はストレッチの種類についてのお話です。
ストレッチには大きく分けると静的ストレッチと動的ストレッチの2つがあり、それぞれ狙いが異なります。
ただ単に伸ばせばいいってわけでは無いんです。
静的ストレッチとは、、、
緊張している筋繊維を伸ばし、血流改善、疲労回復を目的としています。一般的に言われているストレッチ。
動的ストレッチとは、、、
使用する関節を様々な方向に動かし、体を温めオフ状態の筋繊維を適切に動かせるようにして、怪我の予防だけでなく、パフォーマンスの向上を目的としています。
つまり、静的ストレッチは整理体操、動的ストレッチは準備体操という事になります。
動的ストレッチと言う言葉はあまり聞きなれない方が多いかと思いますが、わかりやすく言えばラジオ体操を思い浮かべてもらえれば大丈夫です。
リズムに合わせ上下左右に体を動かし、肩・腕・膝・足首など様々な関節を動かし、血流を良くし体を温め、使う準備をするのです。
学生時代の体育開始時や部活開始時にやっていたのがそれに当たるかと思います。
ポイントをまとめます。
・スポーツ前には体を温めるために動かす準備体操(動的ストレッチ)
・スポーツ後には体を休めるために筋肉を伸ばす整理体操(静的ストレッチ)
体をしっかり整えてたくさん登りましょう。
では。