ストレッチの話。(理論編)

ストレッチとは簡単に言えば、緊張している筋繊維を弛緩させることを指します。

 
そもそも筋肉の収縮は、大脳皮質運動野からの指令や神経伝達物質アセチルコリン、筋小胞体によるカルシウムイオンの排出など様々な働きによりアクチンフィラメントがミオシンフィラメントの上を滑走し起こります。
本来ならば上記の機構が上手く働き筋肉が収縮し私たちは身体を動かすことができます。
しかし、スポーツや日常生活動作(ADL)により筋肉を使い過ぎた時、筋小胞体に蓄積してあったカルシウムイオンが欠乏してしまったり、乳酸などの代謝産物が筋肉内に蓄積したり筋肉が酸欠状態になるなどして筋収縮が上手くできなくなります。
結果として、疲労が溜まりパフォーマンスが低下したり、怪我の元となります。
(筋収縮のメカニズムなどは詳しく掲載されている別サイトを参考にしてみてください。)
 
そこで登場するのがストレッチです。
 
ストレッチにより筋肉への血流を改善し、代謝産物を上手く散らしてあげることにで疲労を回復させ怪我の予防などになります。